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5月のハグミデー

今月のハグミデーでは、体罰について、日本の歴史的側面からみたお話をしてみました。

 

江戸時代にも子育て本があり、子どものしつけは体罰に頼らずに態度で教えるなど大人の対応が書かれています。
また抱き親、名づけ親、などの「○○親」を多々設け子どもの成長を見守ることをしていました。
お宮参りは赤ちゃんが地域の一員として迎えれられる仕組みだったそうです。
安土桃山時代に訪日したポルトガル人宣教師のルイス・フロイスは「子どもにムチを使わずに言葉で戒める」ことに驚いたと書き記しています。
同時代のフランスの思想家モンテーニュの「随想録」によるとヨーロッパの学校教育はムチで子どもを叩き、授業中に聞こえるのは生徒の叫び声と先生の怒鳴り声だったようです。
それに対して、日本には体罰に頼らない豊かな子育ての文化があったようですね。
                                          (みか)