昨年度、ありがたいことに通級指導教室親の会から卒業生の親である私にも誘いがあり、11月と2月の勉強会に参加してきた。
参加者からの「中学進学に向けて準備しておいたほうがいいことはあるか?」という質問について、勉強会の進行役だった川崎市教育委員会指導課の方は、①自己理解、②適応力、③振り返る力、④援助要請の力、の4項目を挙げた。基礎的な学力はもちろん必要なのだが、何よりも「知っていることを生活の中で使いこなせることが大切」ということだった。
当時息子は、通級指導教室に遊び感覚で通っていたので、自分がなぜ、何のためにわざわざ授業を抜けて教室に行くのかなど考えていなかったと思うが、深く考えなかったことがかえって良かったかもしれない。自分の得意不得意については、最近ようやく一度に二つのことをできないことに気づいたようだ。記憶力の良さにはまだ自覚がない様子。それでここまでよくやってきたなぁと思う。
さて高校生活も2年目に入った。今年はどんな面白いことがあるか楽しみだ。
(緑:2019.4 vol.95)