本から贈られた言葉1

「ふたつよいことさてないものよ」 河合隼雄著 心の処方箋より

ひとついいことがあれば、ひとつわるいことがあって、結果バランスがとれるってことだけど。

昨年、私には3つ悪いことがあった。下の娘のトラブルに親が出てきて巻き込まれた。次に車がストールして壊れ、最後に父が亡くなった。立て続けに起こったので、本当に立ち直れないくらい落ち込んだ。時間が経って、よく考えてみると、下の娘のトラブルは、早い段階で発覚してよかったし、車も新車になって良かったとも言える。父が亡くなったことは悲しいけど、このことで自分の問題点に気づけた。悪いことの次にはいいことが、いいことの次には悪いことがって思っていると覚悟ができる。いいことがあったら、独り占めしないでおすそわけすると、悪いことが少し減るかもしれないなんて都合のいいことも考えてみる。今年は、3ついいことがあるだろう。そして、裏には悪いことも含まれるんだろうな。

(あっこ:中1、小4女児の母)

 

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