たつのこ共同保育所リレーエッセイ vol.4

ある日のおさんぽ

4、5、6歳の子どもたちとおさんぽへ。元気よくみんなで出発!…したのも束の間。最

後尾で1人の子が立ち止まって動かなくなってしまった。それに気付かない子どもたちは先

に進んで行く。あらら…と思っていると、「あっ!止まってる~!」気付いた子が走って

迎えにきた。それを聞いた子どもたちが「ほんとだ~」と次々に迎えにくる。せっかく

登った上り坂をドンドン降ってくる子どもたち。また登るはめになるなんて、誰も感じて

いない。立ち止まっていた子の手をとり、みんなでまた坂を登る。その後も立ち止まる度

に、みんなで迎えにくる。

たつのこのお散歩は、手をつなぐ決まりも、並ぶ決まりもない。でも日々の生活の中で

「いっしょに過ごすこと」の意味を感じている子どもたち。助け合って、支え合って日々

を過ごしている。この子たちならどこに行っても大丈夫!そんな風に思う毎日です。

(保育者  あさみ)

 

 ≪たつのこ共同保育所リレーエッセイ  vol.5たつのこ共同保育所リレーエッセイ vol.3≫