活字を食べる

通勤生活を辞め、子育てに奔走し、携帯がスマートフォンになってすっかり活字離れしてしまった私。

小さい頃は「店番している間に本が読めそうだから!」と本屋になりたい程、本が好きだった。
今ではデジタルの世界に翻弄され、すっかり活字を読む生活から遠ざかってしまったけれど、
年に数回「活字を食べたい!!」と思うほど、本を読みたくなることがある。
物事の始まりにワクワクする春、暑さが引けて食欲ももどる秋、まったりとうちで過ごす年末年始。
無性に本が読みたくなり、その時々の流行りを漁って本を貪り読むとスッキリする。
小さい子供がいるとなかなか本を読む時間が取れないもの。
コーヒーをいれて本を片手にソファに座る時間がささやかな自分へのご褒美なのである。

(咲:年長女児・1歳男児の母)