夢と現実

息子は小さい頃から「電車の運転士になりたい!」と言っていたが、私は漠然と彼には無理ではないかと思っていた。

 

近頃はテレビでも鉄道を取り上げる番組が度々放送されるので息子も熱心に見入っているが、運転士になるにはどんな能力が必要なのかを知るにつれ、自分には無理かもしれないと思ったようで、中学入学前には運転士になることを諦めた。正直ホッとした。

鉄道会社の入社試験には内田クレペリン検査という適性試験があり、処理能力の程度や性格・行動面の特徴を判断するそうだ。でも息子の処理能力は平均より低くパスするのが難しいと思うし、なにより人様の命を預かるような仕事に就くことが、親として不安だったのだ。

夢のないことばかり書くようだが、発達の凸凹は努力でどうにかなるものではない。あるがままの息子をよく知って理解した上で、将来についても一緒に考えていきたいと思う。

(緑:中3男子の母 2017.12.27 vol.79)

                                                

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