窓ぎわのトットちゃん

「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ」――。読んだことのある人はすぐにピンとくるだろう。

黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」に出てくるトモエ学園の校長先生の言葉だ。私は小学生の頃からこの本の存在を知りつつも読むに至らなかったが、10月スタートのドラマ「トットちゃん」をきっかけに思い出して読んでみた。

徹子さんはLDなどと推測される子どもだった。問題を起こしわずか6歳で小学校を退学させられ、トモエ学園に転校してきたトットちゃんに、校長先生は冒頭の言葉を何度も言ってくれたそうだ。

「トットちゃんみたいな女の子でも、まわりの大人のやりかたによって、なんとか、みんなとやっていける人間になれる、ということを知っていただけたら」とあとがきに書かれていた。本を読む前から私も同じことを思っていたし、今、息子に対してもそう思っている。勉強も運動もできて立派な子だね、なんて言われなくていい。あなたらしく、なんとか、みんなとやっていける人間であれば、十分。

(緑:中3男子の母 2017.12.01 vol.78)

 

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