保育園きのね リレーエッセイ1

2017年7月15日、

保育園きのねの前身である、「たつのこ共同保育所」の同窓会でした。

設立1977年。実に40年近く続いた園です。

 

会場には、1980年代くらいからの写真がありました。

25年くらい前からずっと、今の園舎だったようで、

ああ~今とまったく同じ生活(笑)!

あ~この頃から本棚から絵本を全部出して座って遊んでる~!

笑ったり感心したり、静かな感動が胸に迫ってきました。

この思い出の詰まった園舎を継いでいることに、ありがたく、胸がいっぱいになります。

 

たくさんのたくさんの卒園者、卒園者の両親、保育者がいらっしゃっていました。

創設者の方々ともお話しできました。

「たくさん親が集まれば、子どもの面倒を見れる人も多くなるし、働きもできるから、たくさん母親が集まれば何かができるんじゃないかと思ったの。当時はウーマンリブ、っていうのがあったでしょう、そういう流れはあったわよね。それから、当時は0歳児保育っていうのはほとんどやっているところがなかったの。だけど、私たちは0歳児保育をはじめて。『社会に対していいことをしているのに、なんで補助がもらえないんだ!』と思って、座り込みをしていたのよ~。」

とおっしゃっていました。

 

自分で必要だと思うものは自分たちで作る。本当に力を頂ける言葉でした。

 

卒園児でいらっしゃった方は、最高で36歳。アルバムを見ながら「みんなでノビルをたくさんとって、大きな玉のだけ残して写真をとったんだ~」とか、「昔はおやつはゴーヤチャンプルが当たり前のように出てたけど、みんな普通に食べてたなあ」と懐かしそうに話をされていました。

 

2016年3月までこの園を支えて支えて、支え続けてくださった保育者、保護者のみなさまがた、1977年から、この園でたのしい思い出をたくさん作ってくださった方々。本当に、本当にありがとうございます。この園舎で、みなさんが大切にしてくださってたことを大切にしながら、一日一日を積み重ねていきたいと思っています。

 

(保育者:山本ペロ)

 

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