視線の先にある、大切なこと

私が子どもの頃にも鉄道ファンはたくさんいたが、陰に隠れた存在で、取り沙汰されることはなかった。

それがここ数年は、鉄道の話題がテレビで頻繁に取り上げられたり、子ども向け鉄道番組が放送されたりとはなやかで、鉄道ファンもやっと日の目を見るようになったと感じている。
息子が電車を好きになったのは1歳前後だったが、私はその時に「この子はきっと一生、電車を追いかけることになるだろうな…」と直感した。だから特に用事がなくても、電車を見に行ったり乗りに行ったり、息子とよく出かけたものだ。特に南武線、東急東横線、京急線には頻繁に乗りに行き、楽しい時間を過ごさせてもらった。
息子の成長とともに一緒に出かける機会は減ったが、今も小田急線の駅の近くの踏切で電車を眺めている親子を見かけると、昔を思い出して微笑ましく思う。親子で同じものを見て共感する時間は、きっとかけがえのないものになるだろう。
(緑:中2男子の母 2016.7.21 vol.62)

≪vol.63  感覚過敏と発達の関係 |vol.61  適応できているなら診断名は必要ない?≫