
今回は、主に3つの事ついてお話を伺いました。
①スキンケア
赤ちゃんの皮膚は、大人と比べると薄いため、傷つきやすく、乾燥しやすいです。
そして、大人と同じ数の汗腺があるので、汗っかき。その上、汗腺の開け閉めが不十分で、とってもデリケートなんです。
頭を中心に赤いポツポツ、黄色いかさぶたができる、脂漏性湿疹は、お風呂に入り、石鹸でしっかり洗いましょう。
黄色い湿疹のかたまりは、ゴシゴシせずに、ベビーオイルなどでマッサージした後に石鹸でやさしく洗いましょう。
無理に剥がそうとすると、出血したり、悪化の原因になります。
化膿してる場合は、病院へかかりましょう。
カサカサで赤くなる乾燥性湿疹は、加湿器などで室内の湿度を保ち、保湿クリームなどでケアしましょう。
あせもは、関節、シワの寄る、皮膚が重なる場所がなりやすいです。
汗をかいたら、シャワーと石鹸で洗いましょう。
この時期、蒸れやすいので、オムツ交換時、かぶれていないか様子を見ましょう。
あせもとおむつかぶれは、そのままにすると、細菌感染し、治りにくくなるので、早めの対処が大切です。
日頃のケアがアレルギー予防にもつながります。
②熱中症・紫外線対策
乳幼児は、体温調整機能が未熟な上、晴れた日は地面に近い程、気温が高くなるため、大人以上に暑い環境にいます。
ベビーカーの中も、とっても蒸し暑いんですよ。
この時期は、早朝や夕方など、涼しい時間に出かける工夫をしましょう。
紫外線の多い時間(10時〜14時)の外出には、衣服や帽子で紫外線が当たらない工夫をしたり、水分補給を意識しましょう。
赤ちゃん用の日焼け止めクリームを塗る時は、必ず保湿剤の後に塗りましょう。
初めて使用する時は、少し付けてみて、肌に合っているか確認してから使用しましょう。
③夏風邪のホームケア・予防
プール熱(咽頭結膜熱)、手足口病、ヘルパンギーナなど、主にウィルス性の病気で、夏になると子どもを中心に流行ります。
高熱を下げるには、部屋を涼しくし、頭や脇の下を冷やしましょう。
解熱剤を使用の際は、必ずかかりつけ医に相談をしましょう。
高熱や喉の痛みなどで、飲食ができない時は、脱水に注意です。
食事を嫌がっても麦茶やミルクが飲めるようなら安心です。
嫌がって飲めない時は、ゼリーなど口当たりの良いものを与えましょう。
感染予防として、同じタオルや食器などは使わないようにしましょう。
手足口病は、症状が治まっても3〜4週間は、便の中にウィルスが排出されるので、しっかりと手洗いうがいをすることが大切です。
最後に。
いつも一緒に過ごしているお母さんが、お子さんの事を一番わかっています。
保健師さんは来所のお子さんを抱っこしながらお話をしてくださいました。
ミニ講座の後は個別の相談に乗ってくださいました。
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