問題行動を起こす理由

私自身、子どもの頃によく問題行動を起こしていた。

両親は毎日のように喧嘩ばかりしていて、私も弟達も八つ当たりされていた。当時それがストレスになっているとは気付いていなかったが、学校では他人の悪口を言い、腹が立ったら暴力をふるい、先生にも反抗的な態度だった。私のこういった行動に疑問を持っていた先生もいたと思う。しかし家庭の事情にまで首を突っ込む先生などいなかった。私の問題行動は、大人になってもほとんど変わらなかった。

 

こういう自分がこのままでいいのかと思い始めたのは、子育てが始まってからだった。周りの母親達がわが子を「かわいい」と人前で口に出すのを何度も聞いた。でも私には、自分の子どもが「かわいい」という感覚が分からなかった。私の母はいつも「自分の子どもがかわいいのは当たり前だから、口に出して言うもんじゃない。」と言って、そういう人をバカにしていた。そして怒鳴られたり手を上げられたりしても、親から面と向かって「かわいい」なんて言われたことは一度もなかった。

 

何も「かわいい」と思うこと、言うことだけが愛情ではない。叱ることも愛情だと思う。子どもはたとえ小さくても親からの愛情を感じていて、その愛情に嘘があれば、すぐに気づいてしまう。親に愛されていない子どもは、問題行動を起こす。人とうまくかかわり合えないのは、発達障害のせいだけではなく、育てられ方の問題もあるかもしれない。自分自身の育てられ方と今の自分の子育てをよく見直してみると、自分も子どもも少し変わるかもしれない。

(緑:小6男児の母 2014.3.27 vol.38

 

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