褒めるところがないと言うのなら

早いもので息子は4月から6年生。

通級の先生と来年度について少し話をする時間があった。通級の先生はいつも、「良いところを伸ばしてあげたい」と言ってくれる。私もそう思っている。できないことを頑張ることは、他人から見ると格好良く見えるかもしれないけれど、本人にとっては辛いこと。私自身、できないことを頑張れない人だったから、息子にも「好きなことを頑張ればいい。できないことはそんなに頑張らなくていい。」と言っている。

 

発達障害の子どもを持つ親には、親自身が子どもの頃から優秀だった人もたくさんいて、発達障害のわが子のことを「褒めるところがない」と言う人もいる。優秀な自分を基準で考えたら褒めるところがないかもしれない。できない人の気持ちなんか理解できないかもしれない。でも優秀な頭を持っているのだったら、できない人がなぜできないのかを考えてくれたらいいのにと思う。それができなくて「褒めるところがない」と言うのでは、本当に優秀とは言えないと私は思う。

 

また、わが子のことなのに思考回路がおかしいという感じのことを平気で言う人もいる。発達障害の子どもを育てながら、「自分の人生、こんなはずじゃなかった」といつまでも思っていると、いつまで経っても何も変わらない。私が見てきた優秀な人は頭の中が知識でいっぱいで、人の話を聞き入れる余裕がないように思う。私は自慢じゃないが成績は中の下、これといった特技も何もないが、頭の中に隙間があるので人の話は素直に聴くことができる方だ。これを読んで、「あなたに私の何がわかるの?」とお怒りの方もいるだろう。私には何もわからない。ただ、そんなあなたとかかわるのはすごくしんどい。

(緑:小5男児の母 2014.2.27  vol.37)

 

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