おつかれたーに相応しくなくても・・・

満のメンバーに勧められ、このエッセイを書き始め2年が過ぎた。

当初は辛いことがあったけど、前向きになろうと自分自身を励ますために書くつもりだった。だからどんなに酷い内容でも、最後はきれいにまとめて終わろうと考えていた。しかし私は、過去の苦しみを書いても書いても忘れられず、思い出してはまた苦しむ・・・というのを繰り返しているだけで、表面上は前より明るくなったと言われるが今も前向きになれていない。だったらもうこの際、子育て情報紙に相応しくない自分の心の中のどす黒い部分を出していこうと思う。
前にも書いたが、虐待されて育った私は息子がどうしてもかわいいと思えず、日々最低限の世話をするだけで精一杯だった。他の子どもと何かが違うと気づき始めた生後半年頃、周囲の母親達が「夜中の授乳が減り、楽になった。」と言っているのに私は夜中に何度も起こされていて、「こうしたら(これは具体的に書けないが)死んでしまうかな・・・」とぼんやり考えながら息子を殺してしまいそうな時期があった。発達が遅れていると言われ幼稚園へ入れてもらえなかった時も、「あんたを殺して私も死ぬ!」と何度も泣き叫び、息子に暴力をふるった。息子を否定されるのは、私自身が否定されるより辛くて耐えられなかった。こんな状態の中「二人目は?」と尋ねてくる母親達には何度拳を振り上げそうになったか・・・。この後に私達を救ってくれた人達と出会うのだが、それがなければどうなっていただろう。
子育てが楽しい、子どもがかわいいと言える人が本当に羨ましい。愛情に飢えて育った私には、愛情というものが今もわからない。私を守ってくれるはずの親に守ってもらえなかった子ども時代・・・自分の育った環境が育児や人生に悪影響を及ぼすと知っていれば、結婚も出産もしなかった。こんなことを考える度、苦しくなる。
(緑:小4男児の母 2012.10.25 vol.24)

 

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