言葉の遅れは一番気になる

 私は息子を育てながら、言葉の遅れで一番悩んだ。1歳頃までは周囲の子どもと同じくらいの言葉が出てきていたと思う。

その後も次々言葉が増えてくるものだと思っていたが、1歳半、2歳半を過ぎても言葉はなかなか増えてこなかった。早生まれだし・・・、個人差もあるし・・・など、自分に言い聞かせていたつもりだったが、心の中では焦っていた。子どもが集まる場所に行けば良い刺激になると思い、息子を連れて出かけたが、広い部屋の中を走り回り、紙芝居には見向きもせず、工作にも興味を示さなかった。そんな中私は、他の親子が楽しそうに会話して催し物に参加しているのを見て、さらに不安が大きくなるだけだ
けだった。
3歳を過ぎてやっと2語文を話すようになってきたが、おうむ返しが目立ち始めた。この頃は発達障害なんて全く知らなかったので、変だと思いながらも何もできなかった。幼稚園の入園を断られ、相談機関へ行くように言われ知能検査を受けた。結果は発達が約10か月遅れていて、ばらつきもあるということだった。現実を受け止められなくて、息子にも辛く当たってしまった。
その後、保育園に入園してからは、おうむ返しが自然となくなり会話もできるようになってきたのかな…と思っていたら、自分の好きな電車の話ばかりして、他人の話をあまり聞いていない感じだった。これが、アスペルガー症候群の特徴だった。
小学校入学後は通級指導教室を利用し、主にコミュニケーションの取り方について学んでいるおかげで、自分が一方的に好きなことを話してばかりではいけないこともわかってきているようだ。私も通級に頼るばかりでなく、親子でのコミュニケーションを大切にしていきたい。

(緑:小2男児の母 2010.10.28 vol.4)

 

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