突然亡くなってしまった友人

 2年前の5月7日、音楽教室で一緒だったY君のママが亡くなった。その2週間前のレッスンの帰りに息子が先に走って行ってしまい、ろくに話もせず、挨拶もなしで別れてしまった。

帰宅後届いたメールに「また12日ね。」と書いてあったが、まさかもう会えなくなるなんて、当然だが予想もしなかった。
 亡くなった翌日のお通夜には一人で行った。お葬式にももちろん一人で行くつもりだったが、息子が「僕も行きたい。」と言い出した。当時、小1になったばかりの息子は、学校でも落ち着きがなかったので、私は正直言って連れて行きたくなかった。しかしどうしても行きたそうなので、「座って静かにする、大声でしゃべらない、笑わない」と約束して連れて行った。
 葬儀場に入ると息子は周りの雰囲気に何かを感じたらしく、私のそばを離れようとしなかった。私は少し安心した。せっかく自分から行きたいと言ってきたので、お焼香も一緒にやらせた。そしてあっという間に、出棺前の最後のお別れになってしまった。棺の中の冷たくなったY君のママの頬に一緒に触れて、さよならを言った。
 Y君親子とは音楽教室の2年目から親しくなり、Y君のママはいつも息子のことで悩んでいる私を心配してくれていた。お互いの息子が電車好きなので電車の話をしたり、何度か一緒に出かけたりもした。これからもそんな付き合いがずっと続くものだと思っていた。
 あれから2年・・・。年に3回ほど息子と二人でお墓参りに行っている。もう生き返ることはないけど、きっとどこかで私達を見守ってくれていると信じている。

(緑:小3男児の母 2011.6.23 vol.11)

 

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