我が子や周囲への告知

 息子を通級指導教室へ連れて行くため、私は週1回授業中に迎えに行く。

通級へ通うのも今年で3年になったが、今でもたまに子ども達からは、「どこへ行くの?」、「何の勉強するの?」などの質問をされる。子どもだけでなく大人でも同じように思うだろうが、単に「勉強」と答えてしまうと、「わざわざ別の学校へ行って何の勉強をやるのか?」と不思議に思うのが普通だ。私達のような子どもを持つ親の間でも、通級へ通うことや発達障害について周囲や我が子へ告知するかしないか、それぞれ意見が違うが、私が思っていることを書く。
 私は息子に発達障害の可能性があることを色んな人に話してしまっている。もちろん息子本人にも。理由は自分一人で抱えきれない、息子本人にも自分を理解してほしい、温かく見守ってほしい・・・などたくさんある。私の話を聞いた大人の中には、「ちょっとかかわりたくないなぁ・・・。」と思った人もいると思うが、それは仕方がない。誰もが私達のことを理解できる訳がないし、理解できない人の方が多いだろう。だから、発達障害という言葉を知ってくれたら十分。
 一方、私達に質問してくる子ども達については、難しい言葉は避け、嘘を言わないようにしている。たぶん、大人よりも子どもは嘘に敏感だと思うから。「子どもは、赤ちゃんからだんだんと大きくなる間に遊びの中から人とのかかわりを学ぶけど、うちの子はそれができなかったのよ・・・。だからその勉強をしてくるね。」と言っても子ども達には半分もわからないようで、ほとんどの子どもが話を聞いて黙ってしまう。でも、私が重要なことを言ってるんだろうと子どもながらに感じているようだ。
 最初に書いた周囲や我が子に告知するかしないか・・・私は両方してしまっているが、息子の様子を見ていると今は良かったと思っている。息子自身も自分の得意不得意を理解しようとしている。人とのかかわりでも大きなトラブルはなくなった。周囲の大人に話すより、子どもに話した方が息子を正しく理解してもらえるのかもしれない。子どもは考えも柔軟だし、余計なことを想像せず、素直に受け止めてくれる。今まで良かったことばかりではないが、周囲の子ども達を信じて、私達は焦らずに生きて行こうと思う。

(緑:小3男児の母 2012.2.21 vol.17)

 

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