好きなことを楽しくやってくれればいい

 ここ2回は私自身のことばかり書いてしまったので、今回は息子のことに戻します。

息子は毎日休まず元気に学校へ行って、それなりに楽しくやっている様子。人とのかかわりが下手だと言われる障害の特徴を持っているのに、周りの子ども達にはその辺りも少しわかってもらえて(もちろん、わかってくれない子どもだっている) 、一緒に遊んだりおしゃべりをしたりしている。でもそれは、過去2年の先生が息子の良いところだけでなく駄目なところも含め、息子という人間をクラスの一員として認めてくれているから、子ども達も少しだが理解してくれているのだと思う。今年の担任の若い男の先生も、それを引き継いでくれていて大変ありがたく思っている。私も息子を通級へ連れて行くために学校へ迎えに行った時、子ども達からの「授業を抜けてどこへ行くのか?」、「何の勉強をするために行っているのか?」という質問には、たとえ私の説明が難しくて理解できないとしても、嘘偽りなく答えている。今はわからなくても、知ろうとしてくれる気持ちが嬉しいし、やがて大人になった時にふと思い出してくれたらいいと思う。
 このように周りに支えられている息子本人は?というと、「友達はこの子が大の仲良しだから、何をやるにもこの子と一緒じゃないとダメ!」というところは全くなく、みんなと一緒にやりたいことがあれば友達の輪の中へ入って行くし、一人でやりたいことがある時は一人でも大丈夫という具合。だから今までも、知らない人ばかりの新しい輪の中に入って行くのは平気だった。でも、少し興奮気味になって走り回っていたな・・・あの頃のことを思えば、ずいぶん成長したなと思う。
 10月末に学校のフェスティバルがあり、見に行った。息子は他のクラスの子ども達と電車のすごろくを作ってお客さん(保護者)を待っていた。しばらく様子を見ていると、知らないお父さんを呼び込んで楽しそうにすごろくをやっていた。興味なさそうにしている人でも自分の世界に引っ張るのがうまいなぁ・・・と感心した。
 息子の駄目な部分ばかりに目を向けると、ただの困った子にしか見えない。でも、好きなことを生き生きと楽しそうにやっている姿は見ていて嬉しかった。息子と一緒に頑張って行こうと、改めて思った。

(緑:小3男児の母 2011.11.24 vol.15)

 

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