先生への説明には気を遣う

 早いもので息子は3年生。毎年始業式から半月ほどの間、担任の先生に息子のことをどう説明しようか悩む。

説明なのだから要求になってはいけない、先生に不安ばかり与えてはいけないなど、色々と気を遣っているつもりではいるのだが、過去には説明不足で他の子どもはできているのに息子ができなかったということを細かく言われて辛かった。その度に私は先生にも息子にも本音でぶつかり、話し合い、協力してどうにか切り抜けてきた。今年もまたその時期がやってきて私はドキドキしていたのだが、去年隣の組の担任だった先生の組になったと始業式当日、息子は大喜びで帰ってきた。休み時間にも一緒に遊んだことが何度もあるらしく、素の息子を知っている先生ならまずは安心だなと私もほっとした。
 そして今年最初の懇談会の後、先生に話す緊張の時がやってきたが、「何かあれば何でもおっしゃって下さい。」との先生からの言葉に「わかりました。」ではなく私は、「先生のやり方で上手く行かなければ一緒に考えて行きたいと思っています。」と答えた。毎年、発達障害の息子を受け入れてもらえるのか心配でたまらなかったが、前号に書いたように色んな先生が息子を見守ってくれている。息子もそんな中で頑張っていると思うと、私の気持ちの中に少し余裕が出てきた。もう以前のように息子を怒鳴りつけ、手を上げていた私には戻りたくない。失敗は大目に見て、できたら褒めるを心がけて行きたいと思う。私自身が息子の成長を妨げないように・・・。

(緑:小3男児の母 2011.5.26 vol.10)

 

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