通級指導教室の現状を少し・・・

 2011年もあっという間に終わってしまった。

毎週の息子の通級指導教室への通学で時間に追われ、それ以外に市内各通級指導教室を利用する保護者で運営されている川崎市通級指導教室親の会(以下:親の会)の役員も引き受けたため、忙しい1年だった。でも、いつも利用している通級について色々と勉強になったので良い経験になった。
 川崎市内には言語・情緒合わせて現在10校の通級が設置されている。利用を申し込んだ3年前は、「市内各区に1~2校しかないなんて少ないし、もっと近くにあればいいのに。」と思っていたが、この状況は県内他都市・県外と比べてもかなり恵まれているということを知った。私達が当たり前のように通級を利用できるのは、まだ「発達障害」という言葉があまり知られていなかった時代から育てにくい子どもを抱えていた保護者、学校の先生、行政機関の努力のおかげなんだなぁと思うと、先生には息子のことで要求するばかりではなく、私も一緒に考えて行かないとな・・・と改めて思った。
 一方親の会では、全体での活動(川崎市教育委員会との意見交換、会報誌発行、講演会開催など)と、各校での活動(茶話会、子ども達向けにお楽しみ会など)がある。中でも一番重要な活動は教育委員会との意見交換。毎月10校役員が集まる定例会ではその日に向けて意見を出し合い、親の会会長担当校役員が意見書をまとめ、当日読み上げる。定例会で他校の意見を聞いていると、通学に時間がかかるというものが多数を占めていたので、先ほど川崎市は恵まれていると書いたが、決してこの状況で皆が満足しているとは言えない。それ以外にも学校長の特別支援についての理解度、各校での支援教育の取り組み状況なども聞いていると、「発達障害」という言葉はだいぶ知られているはずなのに、通級が何なのかわかっていない校長もいるらしく残念に思った。しかし息子の在籍校では、通級が設置されていないのに、息子のような子ども達を皆で見守って行こうと先生達が取り組んでいるらしい。担任の先生から年末の面談で聞いて初めて知り、大変嬉しかった。先生から見れば手のかかる子どもなのに、温かく接してくれるのはありがたい。
 通級の利用者は毎年増えているので発達障害、その特徴を持つ子ども達のため、設置校も増えてほしいし理解も広がってほしい。何らかの発達の問題を抱えている子どもは、結構身近にいる。周囲の支援を必要としている子どもは、思ったより多くいるのかもしれない。

(緑:小3男児の母 2012.1.26 vol.16)

 

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