エッセイ「ウチの子発達障害?!」

発達障害の特徴を持つ子どものことや母である自身のことを書いたエッセイ「ウチの子発達障害!?」です。

2010年

6月

22日

ウチの子は発達障害!?

うちの息子は現在小学2年生。一見どこにでもいるフツーの子どもだけど、実は発達障害・・・。 

思えば、つかまり立ちはものすごく早かったし、歩き始めたと思ったら自分の行きたい方向ばかりへ行ってしまい、「散歩を楽しむ」なんてできなかった。 動きは多いのに言葉はなかなか出てこない・・・ものすごく不安だったが、ただ遅いだけと思っていた。外へ出ると息子と同じくらいの子ども達がママと楽しそうにおしゃべりをしながら遊んでいる。そんな光景を見る度に悲しくなって、ほとんど外へ出なくなってしまった。

 

どこにも相談できないまま幼稚園へ入る年齢になったが、入れず・・・。その時初めて発達障害という言葉を知った。その後、色んなところへ相談したり検査を受けたりして、息子の発達障害がほぼ確実になった。学校では友達とのかかわり方がちょっと下手で、時々トラブルもあるけど、今のところ毎日楽しく通っている。私も心配ばかりしてないで、前向きにならないと。(緑:小2男児の母 2010.6.22 vol.1)

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2010年

8月

26日

誤解されやすいのが悩み・・・

 うちの息子はアスペルガー症候群とADHD(注意欠陥多動性障害)の両方の特徴を持っている。

同じ障害でも特徴はさまざまだが、うちの子は初対面の人に突然自分が大好きな電車の話をして不思議に思われたり、静かに座って話を聞く時に立ち歩いたりして、親が「あちゃー。」と思う場面が多い。
こんな息子でも快く預かってくれた保育園に通い始めた年中の頃、みんなで散歩に出かける時には踏切を見つけると突っ走り、先生や園児たちが驚いていた。
他にも「○○をやりましょう。」と言われても、興味がなければ参加せず。給食もおかずはイヤで、ご飯だけを食べていた。
小2になった今も状況はあまり変わっていないが、集団生活をした分、少しは成長したかなと思う。発達障害の子どもはどうしても悪いところばかり目立つので、本当に親は辛い。でも、そんな息子は私よりも必死で頑張っているのかもしれない。

(緑:小2男児の母 2010.8.26 vol.2)

 

≪ 原因は発達障害だけではない? vol.3 | ウチの子は発達障害!? vol.1 ≫

 

2010年

9月

17日

原因は発達障害だけではない?

 私は息子が5歳過ぎまでの間、厳しいしつけをくり返していた。その原因の一つは、息子の発達への不安。

見た目は他の子どもと何ら変わりはないが、生後6か月頃から少しずつ発達の早すぎ、遅すぎが目立ち、一人で悩んでいた。そしてもう一つの原因に、自分の過去の育てられ方があった。私の育った家庭は貧しく、両親はケンカばかりしてその度に八つ当たりもされていた。いつも私と弟達は、そんな親の顔色をうかがってばかりの毎日だった。そして叱られる時には怒鳴って叩かれ、嬉しいことや悲しいことがあっても褒められたり、抱きしめられたりしたことはなかった。
 そんな私が親になり、初めての育児…。心の底から息子をかわいいとは思わなかった。だんだんと成長するにつれて、発達の不安でイライラするようになり、息子の小さな失敗にいつも怒鳴って手を上げていた。このままではダメだと何度も思ったが、誰にも相談できなかった。
 息子のストレスは限界に達していたのだろう。園長先生からある日、息子が保育園で訳もなく暴れると聞き、愕然とした。私は息子の状況に全く気付いていなかった。暴れる原因が発達障害のせいではないのでは…?と思った先生は、私自身が幼い頃どう育てられたのか?と尋ねた。いろんな思いがこみ上げる中、私は素直に話した。辛かった。先生に、「ママも辛かったんだね。」と言われて、重苦しい気持ちが少し晴れた。そしてその日から「怒鳴らない、叩かない」と心に決め、それだけを実行した。すると1週間も経たないうちに、息子が園で暴れることはなくなった。息子の気持ちを考えると、本当に私はひどい親だった。
 あれから2年…たまに怒鳴ってしまうが、手を上げることはなくなった。過去の記憶を少し整理できて無駄にイライラしなくなり、自然と息子をかわいいと思えるようになった。私達を気にかけて下さる方も増え、発達障害の息子を抱えながらも、あの頃より穏やかに過ごしている。

(緑:小2男児の母 2010.9.17 vol.3)

 

 

≪ 言葉の遅れは一番気になる vol.4 誤解されやすいのが悩み vol.2 ≫