高津区の子育て情報紙「あったかつうしん」から卒業しました(2017.3)

あったかつうしん
会議風景
保育の方がいるので安心

「あったかつうしん」は、子育て中の親の視点から、ニーズにあった子育て情報発信を行うこと、そして子育て中の親たちが支援の受け手としてだけでなく支援する側にまわる機会をつくることを目的に、2007年度に高津区との協働事業提案事業として始まりました。第1回の会議には約25組の親子が集まり、活発な議論の末、情報紙の名前を「あったかつうしん」と決めました。

 

編集会議では、みんなで掲載内容を決め、取材して文章を書き、レイアウトして校正して印刷依頼してかたちにする――。これらを子育てママを中心に行ってきました。毎月の会議ではおしゃべりも交えつつ、「こんなことも載せられたらいいね」「今、知りたい情報は何だろう?」など、1つ1つの内容を決めてきました。

 

2010年度よりこども支援室の事業としての継続が決まり、区から委託を受けて協働事業として実施してきましたが、2016年末12月の会議の時に区の担当者から、印刷代以外の予算が取れなかったため、29年度は委託を行うことができなくなったこと、今後は区役所の担当者が編集を行うことを聞きました。とても残念でしたが、事業開始から10年、一区切りの時期なのかもしれません。

 

あったかつうしんは、「自分にとって役立った情報を、まだ知らないで困っている人たちに知らせたい」というママたちの思いを大切に、主催側の情報を発信することよりも、子育て中の人たちが実際に役立ったと思う情報の掲載を優先させてきました。

 

この間、かかわってくれたママの人数は100人を超えます。取材して記事を書いた方、配架を担当した方、情報収集に協力した方、編集会議でアイデアを出した方、レイアウトや情報のまとめを担当した方、編集全体にかかわった方、印刷の手配をした方…。ママたちの力量&チームワークは本当に素晴らしいものでした。

 

2007年の第1号発行から約10年、2017年の3・4月号(第87号)が私たちの関わる最終号となりました。本当は最終号でメンバーの言葉を載せたかったのですが、4月までは公表できないとのことで叶いませんでした。この場を借りて。これまであったかつうしんを手に取ってくださった皆さん、あったかつうしんの発行にかかわってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 

区役所の職員の方々とも一緒に駆け抜けてきたこの10年。実りの多かったこの事業の成果を、次の場へと紡いでいっていただければと、今は祈るような気持ちです。

 

子育てママによる情報発信は貴重です。「あったかつうしん」からは卒業しましたが、私たちは情報発信を今後も続けていきます。満ホームページやミニコミ紙「ハッピーおつかれた~」での情報発信にご協力いただけませんか?興味を持ってくださった方からのご連絡をお待ちしています。

◆あったかつうしんにかかわったみんなから寄せられたメッセージ

転勤で川崎をはなれたにもかかわらず、活動を通して今も繋がっていることはとても貴重なことです。活動を続ける中で、悩みながら学んだことは、個人だけでなく組織の糧になったとおもいます。それは今後に続くいていくものと感じています。社会復帰する一歩手前の時期に関われて良かったです。(miho)

 

表紙を担当させて頂き、幸せでした!特集では、時にママ達の思いを込めた記事(や表現)が、それゆえにNGとなり無難な内容に差替えに…なんて無念な思いもありましたが、表紙の絵はほぼノーチェック、いつもホンネ100%で描かせて貰いました。(苗)

 

子どもが一歳を過ぎ、徐々に世界を広げてみたいと思ってこちらにお世話になりましたが、結果地元高津に詳しくなって親子で楽しめてすごく良かったです!初めての子育て中、「ユーザー」や「消費者」といったサービスを受ける以外の立場にもなりたかったので。恩送りじゃないですが、何か地域に還元できればと。当時は保育園のあてもなく、編集会議の母子同室システムはありがたかったです。

子育てで一日中一緒だと母子カプセルになってキャパシティの限界になりそうだと心配していたことや、未だにライン未加入の情報弱者なのですが…。地元の子育て情報紙にかかわれて、取材を通じて色々な方から興味深いお話を聞けたことなども楽しかったですし、貴重な経験になりました。(二十)

 

あったかつうしんを読むときはさっらと読んでいましたが、特に「特集」を仕上げるのに編集会議の皆さんがどんなに熱心に取り組んでいるのかを間近で見て、更に参加させていただき、貴重な体験をさせていただいたと思いました。感謝感謝でいっ ぱいです。(miki)

 

サロンのスタッフに誘われて、「文章を書くのが好きだから…」と会議に参加し始めて約8年。 気がつけば文章を書くだけでなく、議事録を書いたり保育連絡を担当したり、 事務的なことをいろいろ経験しました。そして、たくさんの人とのつながりができた気がします。 すべてが楽しかったとは言い切れない面もありますが、あったかつうしんにかかわりながら 過ごした年月は、今につながる貴重な宝物になりました。(たむ)

 

自分がサークル活動をしていたこと、サークル活動をしていたメンバーを知ってたこともあり、サークル、グループ活動を盛り上げていく上で、いつの間にか担当者になって最後まで携わってきたが、メンバーが代わる代わる代わっても、この情報誌を通じて伝えたいメッセージは変わらず、ママ達が作り上げてきたものは、貴重な財産だと思います。 また、あったかつうしんを通じて、自分の視野を広げることが出来たことは、自分にとって勉強になりました。(F-1ママ)

◆子育て情報発信 協力メンバー募集!

「あったかつうしん」卒業組の私たち。これからもホームページやミニコミ紙「高津区&中原区の子育て応援マガジン満」での情報発信を続けていきます。例えばこんな協力をしてくれる人を求めています。

 

・子連れで遊び場やイベント、気になるスポットなどの取材をする

・編集会議でアイデアを出す

・掲載情報をまとめる

・まとめた情報をレイアウトする

・原稿に間違いがないかどうか、校正作業をする

・近くの子育て支援施設や小児科などにミニコミ紙やチラシを届ける

 

興味を持ってくださった方、ご連絡ください。子連れ参加、大歓迎です!

 

 問:NPO法人子育て支えあいネットワーク満

 E-mail: kosodate@man-kawasaki.org